ひょっとしたら…

そろそろ発生から14年と7か月になりますが、やはりと言うかなんというか管理人も被災者の一人としていまだに東日本大震災のことは頭から離れないんですよね。ああいう強烈な経験があったからははっきりって震災直後のことは結構覚えているのに、その前日(つまり3月10日)や震災から1週間くらい経っ人のて少し落ち着いたころのことはあまり印象に残っていない、と言うのにですからね。
管理人でこうなのですから、あの震災で身内が亡くなった、とかあるいは行方不明になっていまだに発見されていない、と言う人にとってはそれこそ何十年経っても昨日のことのように思われるのではないか、と思いますが、こんなことがあったようで。

「宮城県南三陸町で発見の遺骨、東日本大震災で行方不明だった岩手県山田町の6歳女児と判明」
https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/
「【速報】東日本大震災で不明の6歳少女 遺骨を南三陸町で発見 14年越しの身元判明」
https://news.yahoo.co.jp/articles/dea9bfd7c1ab0ab0e3960a85d6a77e5cfdd02ccf

調べてみるとこの南三陸町と言うのは震災の時、津波に飲まれながらも非常階段の手すりに足が引っ掛かったことで一命をとりとめたという村長がつい最近引退を表明したといううニュースがあったようですね。本当に人間の運命と言うのはわかりませんが、それはそうと今回見つかった遺骨と言うのが岩手県山田町で行方不明となった当時6歳の女児のものだということが判明したそうですね。
いや、ほんのわずかな遺骨でも身元が判明する、と言うのは14年前では考えられないことですが、もし生きていれば今年20歳前後になっていたと考えるとちょっと複雑な気分ではありますが、遺族としても14年振りに発見された、と言うことで気持ちも少しは落ち着いたのではないか、と思いますね。

それにしても、(これは管理人の考えだが)行方不明者の多くはおそらくあの津波で流されて、中には太平洋の方に流れてしまったのが多いのではないか、と思うのですが、今回のようにすぐ隣の県で見つかった、と言うのを考えると(これはちょっと不可能な話ではあるが)、青森県から福島県の東北の海岸線を丹念に探せばもしかしたらまた別の遺骨が見つかるのではないか、と管理人は思いますが。

いずれにせよまだ2519人の行方不明者がいますし、その人たちが一人でも多く見つかってほしいと思います。

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