だからそんなに増やしたって。

1930年に第1回FIFAサッカーワールドカップが開催されたときはまだ第1回と言うことや南米のウルグアイでの開催と言うこともあってか16か国参加予定だったのが結局13か国の参加だったんですよね。それが時代を経るごとに24→32となり、次回の2026年大会からは参加国が48になりますが、更にその次の回、つまり2030年大会は100周年記念大会と言うこともあってかモロッコ・スペイン・ポルトガルの3か国共催に加え、ウルグアイ・パラグアイ・アルゼンチンでも1試合行うことが決定していますが、更に「記念大会」と言うことで出場国をこの大会だけ64に増やす、と言う案を検討していてるようで、それが世界中から非難されているようですが。

「クロップ、“W杯64チーム案”に激怒「FIFAは選手のことなど考えない。不快と言われようが声を上げる」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b814f6abe29502cffd25f4bfe4a0b755d9aa6ff
「「128か国でも出られない」2030年W杯の“64か国拡大案”に中国メディアは高揚感も…辛辣意見が噴出「出場しても恥をかくだけ」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/faa947bdaa16153540079ffa47716042f965f357

32を48に増やした時だって結構批判するファンが多かったと思いますが、それからさらに16増やすとなると4チーム×16プールで1次リーグ、そして各プール上位2チームの32チームでトーナメント、と言うフォーマットになりますが、そうなると試合数が128試合になりますからいくら3か国共催と言っても開催国にかかる負担は相当なものではないか、と思いますが。

それに下の記事にあるようにこれまで出られなかったチームが出場の恩恵を受ける代わりに大会そのもののレベルダウンにもつながるのではないか、と思いますが。下の記事だと中国を例に出していますが、確かに中国がワールドカップに出場できたのは2002年の1回だけですが、あれは日本と韓国の2か国共催(つまりこの2チームは開催国枠で出場)だったからできたようなもので、それ以後の大会は出場権獲得どころかプレーオフにすら出場できないのですから、そもそも中国のサッカーのレベルそのものがまだまだ低いのではないか、と思いますが(と言うかなんか中国って人口の割にはサッカーや野球と言った集団スポーツには弱いイメージなんだよな)。

48ですら多いと言われているのにそれを64に増やそうというのもはっきり言って愚策だと思いますが、そんな恩恵を受けないで実力でワールドカップ出場権を獲得できるくらいにならないと中国は駄目なのではないか、と思いますが。

この記事へのコメント