16年振りとはねえ

と言うことで本日大相撲秋場所の千秋楽が行われ、結びの一番である大の里と豊昇龍の横綱対決は豊昇龍が勝ち、13勝2敗で並んで優勝決定戦となり、物言いがついたものの大の里が勝ち、2場所ぶり5度目、横綱となってからは初めての本場所優勝を成し遂げました。

「大の里が２場所ぶり５度目優勝　本割で豊昇龍に敗れるも優勝決定戦で勝利　物言いがつくも軍配通り大の里が横綱初Ｖ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4347ed14ea7c7a924db824d6fda69e97f778005f
「横綱初Ｖの大の里　新横綱場所の苦戦を糧に「あの経験は２度としたくないと」１６年ぶり横綱同士の決定戦に自負「東西横綱が引っ張って盛り上がった」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d402dc8cb05a542470e21e657740347fa12bc30f

これは管理人の個人的な感想なのですが、なんか大の里関は大関昇進直後の場所も横綱昇進直後の場所も苦戦している印象があるのですが（それでも大関最初の場所は10勝しているし、横綱最初の場所も11勝している）、いずれの場合も「大関最初の場所」「横綱最初の場所」と言うのがあってプレッシャーもあったのかな、と思いますが、いずれの次の場所では十分に修正できているのですからやはり相撲の実力はかなりのものがあるのではないか、と思いますが。

それにしても今場所は最後まで両横綱が優勝争いを演じていましたが、なんかこういった展開も久しぶりのような気がしましたね。なんでも横綱同士の優勝決定戦は16年振り（2009年秋場所の朝青龍対白鵬以来。ちょうど16年）と言うことのようですが、考えてみればここの所の大相撲は平幕優勝が普通にありましたし、長いこと「一人横綱」の状態が続いていましたからねえ。それに2人以上横綱がいたとしてもどちらかが欠場、なんてのがよくありましたから、そういった意味ではこういった「千秋楽まで横綱が場所を引っ張った」と言うのもここ最近なかったのではないか、と思いますが。

今回惜しくも大の里関に「横綱初優勝」の先を越されてしまった豊昇龍関も「次の九州場所こそは」と奮起して優勝を目指してほしいし、これからこの両横綱が大きな壁となるような力士も出てきてほしいですよね。
いずれにせよ次の九州場所が今年最後の本場所。果たしてどんな展開が待っているのでしょうか。


令和７年度大相撲力士名鑑【改訂版】（月刊「相撲」2025年９月号増刊） - 相撲編集部