そんなに増やしてどうする?

今月20日に埼玉スタジアム2002で開催されるバーレーン戦に勝てば来年のFIFAワールドカップ北中米大会に出場が決まるサッカー日本代表ですが、ご存じの通り2026年の大会からそれまで32だった出場チームが48になるんですよね。まあ、それだけのチームが出るとなると試合数はもちろんのこと会場のやりくりなんかも大変だと思いますが、その次のワールドカップ100周年記念となる2030年大会でこんなことが検討されているようで。

「FIFAが2030年W杯の“一度限りの64か国制”を検討へ…理事から発案報道も「参加者の唖然と沈黙に包まれた」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/24747d88672dbd3701fe1f712ccdcf77675f1813
「2030年のW杯には64チームが参加?…FIFA、100周年記念大会の出場枠拡大を検討か」
https://news.yahoo.co.jp/articles/43294bb26d101e995d935e84ce5ea97ad942f889

ちなみに2030年の大会はモロッコ・スペイン・ポルトガルの3か国共催でさらに第1回大会の開催地であるウルグアイに加えアルゼンチンとパラグアイで記念試合が予定されているの実質6か国共催の大会となるわけですが、だからと言って参加国をさらに増やすというのはねえ。
いや、大会そのもののフォーマットは「4か国×12グループの1次リーグ→上位2か国+3位の成績上位8チームの計32チームの決勝トーナメント」がおそらく「4か国×16グループの1次リーグ→上位2か国の計32チームの決勝トーナメント」になるだけだから、1チームあたりの試合数は「最低1次リーグの3試合、最大1次リーグ+決勝トーナメント5試合の計8試合」は変わらないのですが、全試合数が104(1次リーグ6試合×12+トーナメント32試合)から128(1次リーグ6試合×16+トーナメント32試合)になるんですぜ。聞いた話では南米3か国で行われる試合は開幕試合3試合と言う事らしいですから、残り125試合をモロッコ・スペイン・ポルトガルの3か国で分けなければいけないし、試合会場もその分必要になってくるし、何よりも全日程を消化するのにどれくらいの時間が必要なんだ、と言う気がしますが。確かワールドカップはヨーロッパのサッカーがオフシーズンの頃に開催される、と言う話を聞いたことがありますが、下手したら2030年は前シーズンが終了後すぐにワールドカップを戦ってその後休む暇なく新シーズン突入、と言うことになってしまうのではないか、と思いますが。

なんかFIFAは1度限りと言っているようですが、16→24→32→48と出場国も増やしていった今、将来的には64に拡大、なんてことも考えられますし、あと5年で本当に大丈夫なのか、と言う気もしてきますが。

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