まあ球団の考えはそれぞれだろうけれど。

昨年NPBでFA宣言した選手のうち、国内の他球団に移籍した選手は5名。そのうち、ソフトバンクからロッテに移籍した石川柊太投手と中日から日本ハムに移籍した福谷浩司投手はCランクだったため、金銭・人的のどちらの補償もなし、楽天からヤクルトに移籍した茂木選手の人的補償として小森航大郎選手が楽天に移籍、とここまで決まっていて、残った二人、ソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也選手と広島からオリックスに移籍した九里亜蓮投手に関してソフトバンク、広島両球団がどう対応するのか注目されていましたが、ソフトバンクは巨人から伊藤優輔投手を人的補償（+金銭補償）で獲得し、広島は全額金銭補償を選んだようですね。

「【巨人】伊藤優輔がＦＡ甲斐拓也の人的補償でソフトバンク移籍へ　最速１５６キロ右腕「都立の星」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfd1bb2853c51de9169985b48df8ffb0c02de6a0
「【広島】オリックスにＦＡ移籍した九里亜蓮の補償は金銭に決定　昨季年俸６０％相当の推定８４００万円」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f64706e3d4dbcdb0b1e4d89e7420578c5b4cbc23

いや、ソフトバンクの場合は甲斐選手の人的補償にに同じ捕手の小林誠司選手を獲得するんじゃないか、と言われていたようですが、プロテクト（入団1年目の選手と外国人選手を除く28名）されていたのかどうかわかりませんが、獲得したのが投手、と言うのがちょっと意外な気がしたんですよね。まあ、ソフトバンクとしても甲斐選手の穴を他の選手たちで埋めてもらうことに期待した面もあるかもしれませんし、投手を獲得した方がメリットが大きいと判断したのかもしれませんが。

で、九里投手の場合は金銭だったようですが（BランクのFA選手のため九里投手の旧年俸の60%の金額を広島が受け取る）、今現在広島の支配者選手登録は68人と言う話ですからね。これで人的補償で獲得すると支配下枠はあと1人となってしまうから、例えばシーズン中に新外国人選手を獲得する、とか育成選手を支配下登録する、となった場合にいろいろと問題が起こってしまう、と言うことから金銭を選択した、と言うことでしょうが、果たしてそれが吉と出るかどうかはまだわからない、と言ったところかもしれませんね。

あと半月で春季キャンプが始まり、2025年のプロ野球もスタートとなりますが、キャンプ中も選手のトレードとかがありますから、開幕まで選手の動向が気になりますね。