どう直すつもりなんだろうか?

西武ライオンズの親会社である「西武ホールディングス」が赤坂プリンスホテル跡地に建設した大型商業ビルをアメリカの投資ファンドに約4000億円で売却する、と言う発表があったそうですが、まあ、朝笠という土地を考えればその位の価格がするのか、と思いますが、そういう事もあってかこんな期待が出てきているようですね。

「西武がベルーナDの「暑さ・寒さ」を改善へ ビル売却益2600億円の一部を投入…観客増見込み」
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d928da482880261e96a587b7aaa4039e2025a4b

元々ベルーナドームは西武ライオンズが誕生した1978年に当時所沢にあった西武園球場を改修して「西武球場」として本拠地にしたのが始めで、その後1999年に屋根を取り付けてドーム化したのですが、他のドーム球場と違って(既存の球場に屋根を取り付けるという他に例のない建設方法を取ったからか)壁がない球場ですからね。ですから例えばその壁がない隙間部分を通り抜けた「場外ホームラン」が出ることもありますが、その一方で雨が降ってきたら雨が観客席に吹き込むとか、夏は熱気が籠るとか、春先や冬は底冷えがする、と言った欠点が多い球場という指摘もされてきていましたからね。

今回そのビルの売却益の一部を使ってそういった暑さ寒さを改善する、と言うことのようですが、どこをどう直すのかな、と言う気もしますよね。
まあ考えられるのは壁も作って完全ドーム化にするか、あるいはチェース・フィールド(MLBのダイヤモンドバックスの本拠地)のように開閉式の壁を取りつけて試合時には壁を閉じる(もしくは開く)ような構造にするか、あるいは天井を開閉式の屋根に取り換える、と言ったようなことが考えられますが、いずれにせよ球場内の冷暖房の問題とか費用はどれくらいなのか、とかあるいは工事期間がどれくらいかかるのか、と言ったような問題も出てくるのではないか、と思いますが。確かドーム化したときにはシーズンオフに2回に分けて工事しましたが、もし改修工事となるとそういった方法を取らざるを得ないと思いますが。

まあ今年は球団ワーストの49勝91敗3分けの最下位、と言う成績に終わってしまいましたが(そもそも80敗以上したのが西鉄ライオンズ時代の1972年以来)、ここから巻き返しができるかどうか見てみたいですね。

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