ますます使い道がなくなりそうな

2023年から日本ハムが使用している本拠地、エスコンフィールド北海道が来年から内野の芝の部分を人工芝に変えるということが以前話題になりましたが、内野が人工芝で外野が天然芝、と言う球場もそう滅多にお目にかかれるものでもないと思いますが(他にヤクルトの2軍が使用している戸田球場が内野人工芝で外野天然芝となっているくらいか)、そんな日本ハムが2004年の北海道移転以来22年まで使用していた札幌ドームで行われていたオープン戦を来年はやらずにエスコンフィールドで行うそうですね。

「【日本ハム】前本拠地・札幌ドームと“お別れ”へ 北海道移転後初めて25年はOP戦でも使用せず」
https://news.yahoo.co.jp/articles/44fd788c44855746f8dcf87ada2f27e0641cbf80

最近その札幌ドームが命名権の取得で「大和ハウス プレミストドーム」と名称を変更したそうですが、もともと札幌ドームはできたばかりの頃はサッカーのフィールドを(天然芝を育成させるため)普段は外に出していて、サッカーの試合時に中に入れる「ホバリングステージ」が話題になったりしましたが、肝心の野球については、と言うと今現在NPBで主流になっている天然芝の感触に近いハイテク人工芝が使えなかったり、日本ハムの年間の使用料がかなり高かった、と言うことで結局今のエスコンフィールドに移転したことでかなり収益が減ってしまったという話のようですね。
まあ、日本ハムが移転しないようにいろいろと使用料を下げるとかいった工夫をすればまだよかったと思うのですが、それもしなかったのですからある意味自業自得と言ってしまえばそれまでですが、同じく本拠地にしているJリーグの北海道コンサドーレ札幌の年間試合数だって20試合程度ですし、ますます使い道がなくなってしまうのではないか、と思いますが。
勿論札幌ドーム側だっていろいろと工夫はしているようで、例えばコンサートなんかで収容人員を少なくする「新モード」と言うのをやっているようですが、それこそ毎日のようにコンサートをやらなければとても黒字化は望めないのではないか、と思いますが。

それに今は「停止」となっている札幌冬季オリンピック・パラリンピックの招致が将来(早くても2038年だが)実現したとして、もしかしたら開・閉会式の会場として使用するかもしれませんが、それだって結局は一時的なものですからね。
いずれにせよ今後札幌ドームが無用の長物とならないためにも、どういった使い道があるのか札幌市は真剣に考えてほしいし、将来的にまた日本ハムがオープン戦を行えるような環境を作るべきかもしれませんね。

この記事へのコメント