6年後は大丈夫なのか?

パリ五輪も陸上競技が始まり折り返し点を迎えましたが、なんか今回の大会は柔道での誤審問題やセーヌ川の水質問題、選手村のエアコンや食事と言った部分で次々と問題が噴出して世界各国から批判を浴びているような気がしますが(「過去最低の大会」なんて評価を下しているマスコミもあるしね)、今になって思うとあの大雨の中で行われた開会式が今回のパリ五輪の行く末を暗示していたのではないか、と管理人は思ってしまうのですが(苦笑)、その開会式に関してローマ教皇庁がこんな声明を出したそうですね。

「バチカン、五輪開会式の演出に不快感…「多くの人々の宗教的信念を嘲笑する表現はあってはならない」」
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20240804-OYT1T50190/
「ローマ教皇庁「信者になされた侮辱を遺憾に思う」 パリ五輪開会式の演出めぐり声明」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4951fdd5308222908c16f645a83d0fcbbc5c56ea

あの開会式で日本だと批判の対象になったのはマリー・アントワネットと思しき女性が斬首されて、その首を持って歌っていた、と言う事と終盤の全身を青く塗った所謂「青い人」に関してだったのですが、海外だとレオナルド・ダ・ヴィンチの絵でおなじみの「最後の晩餐」を連想させたかのような場面が批判の対象になっているんですよね。まあ、あれがキリスト教信者にとっては許せないことだったようで、聞いた話ではアメリカの通信会社が広告を撤回したそうですからね。
今回の件に関してはIOCが公式に謝罪を発表したそうですが、いずれにせよあれが全世界に流れてしまったことは事実なのだし、そもそもあの開会式を考えた時点で誰か一人でも「これは国際的な問題になるからやめた方がいい」と言った人はいなかったのか、ということになりますが。

先日2030年の冬季五輪の開催地がフランスに決まりましたが、勿論冬季大会と夏季大会は全く別物と言っていい大会ですし、まさか冬季五輪で今回と同じような演出をするとも思えませんが、聞いた話では冬季大会の開催に関して政府の保証を得ることが条件だとかいう話ですし、本当にこれで6年後は大丈夫なのか、と言う気がしますが。

最初にも書きましたが、今回のパリ五輪(というかここの所の五輪は夏季冬季に限った話ではないが)はいろいろと問題が多すぎて、見ているこっちもなんかスッキリしないことが多すぎますね。果たして閉会式まで大丈夫なのでしょうか?

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