そもそもなんでセーヌ川で?

という気音で開幕以来色々とドタバタが続いているような気がしているパリ五輪ですが、そのパリ五輪の開会式で選手団が船に乗ってパレードを行ったセーヌ川で今日トライアスロンが行われましたが。

「トライアスロンのセーヌ川は「ドブ川」?…「選手が水を飲まないことを願う」」
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2024/20240731-OYT1T50166/
「トライアスロン、雨上がりのぬれた路面でバイク転倒続出 「コンディション終わってますよ地獄」の声…パリ五輪」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8285820a1dbb016da3f89d3b29a353aff06ef5d2
「「2400億円かけても泥のような川」水質問題で物議の男女トライアスロンが強行開催→選手たちに同情&心配の声殺到!「バイクは雨でズッコケまくり」【パリ五輪】」
https://news.yahoo.co.jp/articles/73ff82c4d5f00ef538eb08301294609d5c20df39

今回のパリ五輪は一部の競技を除いて「パリ市内のあちらこちらが会場」という言葉通りにパリ市内の名所で仮設の会場を設置していますが、だからと言ってなんでまた100年も遊泳が禁止されていたセーヌ川でトライアスロンとマラソンスイミングを実施しようとしたんでしょうかね?
(ちなみのこのあと8月5日にトライアスロンの混合リレーが、8・9日にはマラソンスイミングが実施予定。さらにパリパラリンピックでも9月1・2日にパラトライアスロンを実施予定)
今回の競技のためにフランス政府は2400億円もかけて水質の改善にあたってきたようですが、そんな100年も遊泳が禁止されていた川の上、何よりも開会式にそのセーヌ川を選手が乗った船が通っているのですからそんな短期間で水質が改善されるとも思えないのですが。

まあ、今回の競技の後出場選手に何らかの健康被害が出るのかどうかちょっと不安ですが、少なくとも組織委員会は大会が終わるまでは選手の体調を観察しておいてほしいな、と思いますが。
まあ、それにしてもトライアスロンと言うのもかなり実施に関しては厳しいところが多いようですし、2028年のロス五輪や2032年のブリスベン五輪ではどうなるのか知りませんが、場合によってはいったん実施競技から外して、IOCの求める基準を満たすところでなければトライアスロンは実施しない、という規則を作ってもいいのではないでしょうか?

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