それが難しいところで。

今年で放送55年という長寿アニメ「サザエさん」ですが、あのアニメ、「夕刊フクニチ」(朝日新聞の系列会社)で原作である4コマ漫画の連載が始まったのが1949年12月1日で、アニメの開始が1969年の10月5日、連載の終了が1974年の2月21日で原作者の長谷川町子先生が亡くなられたのが1992年5月27日となんだかんだで50年も「新作」が作られていないのですから、もう今放送しているアニメはほとんどオリジナルストーリーと言っていいと思いますが、いろいろとスタッフも大変なところがあるようで。

「『サザエさん』にチャイルドシート登場で「時空が歪んでる」 長寿アニメ“現代との融合”のさじ加減の難しさ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ca78f6d7e801d46544d88bed8159a5655ba55e0

いまだに磯野家はブラウン管テレビだったり、電話が黒電話だったりする一方(ちなみに「おそ松さん」の松野家もトド松がスマホ持っている一方で固定電話は黒電話だった)で、東京スカイツリーが出てきたり(確か2019年には立て直したばかりの国立競技場も出てきたはず)、はたまたデジカメや携帯電話、ワイヤレスコントローラーのゲーム機が出てきたという話だそうですが、今回はチャイルドシートが出てきた、という話だそうですね。

まあ、でも考えてみたらチャイルドシートが出てこなければ「なんでタラちゃんはチャイルドシートが必要な年齢なのに使わないんだ?」という声が出てくると思いますし、調べてみると過去にも何度か出てきているんですよね。
考えてみれば「サザエさん」の時代設定は1970年代中頃の「ちびまる子ちゃん」と違って一応「現代」(つまり2024年。ちなみに管理人、あの世界は「昭和」「平成」「令和」の3時代がミックスされている世界だと思っている)なのですから(その割には「今(磯野家のある)世田谷区にあれだけの一軒家は立てられないだろう」という声も一応あるが)、少しは現代にアップデートしなければいけない部分だってありますからね。そこが長寿アニメの難しいところなのかもしれませんが(ちなみに「名探偵コナン」だってアニメが始まったのが1996年なのだが、あのアニメの世界では第1話の時点から「まだ」半年しか経っていない)。

ですのでこれは管理人の想像ですが夏のパリ五輪が話題に出てくるのかどうかはわかりませんが、来年開催予定の関西万博も何らかの形で出てくると思いますが、それもまた「サザエさん時空」だと思って(笑)楽しんでみるのが本当のファンというものなのかもしれませんね。

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