こんな結果になるとはねえ。

ガイナックス、と言うと代表作とでも言うべき「新世紀エヴァンゲリオン」や「ふしぎの海のナディア」「トップをねらえ!」といった人気アニメを思い浮かべる人も多いと思いますが、ただ現在これらの作品は(当時ガイナックスに所属していた)庵野秀明氏が2006年に設立した「株式会社カラー」が著作権を持っているそうだし、最近庵野氏が監督や脚本としてかかわった劇場作品(「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」と言った実写作品も含む)はその株式会社カラーが制作しているのですが、その庵野氏が現在債権者としてかかわっているガイナックスが破産したそうですね。

「アニメ製作会社のガイナックス、会社破産を報告」
https://news.yahoo.co.jp/articles/28e94240ccbfedb03f480a0e0a17c09fc0b04127
「庵野秀明所属のカラー、ガイナックス破産を受けてコメント「このような最後を迎えてしまい、残念でなりません」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/f50336b16d72f8d800b985239239a74178cba11b

ちなみに「エヴァ」で有名となったガイナックスですが、実は設立は1984年で管理人ガイナックスと言うとアニメというよりはもともとはPCで出たゲームで今度コンシューマーでもリメイク版が発売される「プリンセスメーカー」(プレイヤーが父親となって10歳の娘を18歳まで育てるゲーム)の印象が強いのですが(笑)、それはそうとただ庵野氏が退社してからのガイナックスははっきり言って別物の会社だと思いますからね。おそらく庵野氏も同じことを考えていたと思いますが、2020年に株式会社カラー(こう書かないと「色」と区別がつかないので、あえてこう書きます)が支援をした際にはそうは言っていられなくなったのも事実ですからね。もしかしたら庵野氏も「こんなことになるならもっと早く(退社した会社とはいえ)手を打っておくべきだった」と思っていたかもしれませんが。

まあ、最初にも書いた通り「エヴァ」の著作権は株式会社カラーが持っているということですから、おそらく今後「エヴァ」をはじめとした作品に影響があるとは考えられませんが、いずれにせよ40年の歴史があったアニメの制作会社がこうも簡単になくなってしまう、と言うのも驚きですね。
聞いた話ではアニメの制作に外国の会社がかかわっているのが多いのも日本だと人件費などが多くかかるから、とのことのようですが、こういった騒動は起こらないでほしいものですよね。

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