あまり便利すぎるのも

最近色々な場面でAIを使う場面がありますが、それと同時にどうしても避けられない問題として「文書や画像の無断使用」というのがあると思うんですよね。例えば(最近pixivのような画像投稿サイトでも問題になっていることだが)他人のイラストを「学習」という形でAIに読み込ませて画像を生成するのは著作権の侵害に当たらないのか、と言ったようなことが言われていますが(ちなみに管理人がイマイチよくわからないのが画像生成AIで作ったイラストをヤフオクなんかで売るパターン。ヤフオクはAI生成画像を規制してほしいわ)、先月こんなことが起こっていたようですね。

「「AI脚本」を人気声優が朗読…銘打ったイベントは中止、「盗作」と批判相次ぎ」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240410-OYT1T50098/

なんでも先月の13日から20日にかけてAIアプリが作った脚本をベースにして新しい脚本を使って総勢19人の声優がそれを朗読する「~AI 朗読劇シリーズ~『AI ラブコメ』」というイベントが予定されていたそうですが(AI故、脚本に矛盾点が出てもそのまま朗読するらしい)、そのAIアプリで作る脚本が「盗作ではないか」という批判が出た、ということで結局イベントは中止、チケットは払い戻しとなったそうですが、ちなみに管理人が調べてみるとこのイベント自体が行われるのは3月の時点ですでに発表されていたようですので(実際Yahoo!ニュースにも残っていたし)、脚本自体はその前に出来上がっていたようですが(既存の著作物と類似点がないことも確認したそうだが)、こういった批判が当然出るのではないか、と今回のイベントの関係者は思わなかったのですかね?

上にも書いた通り、文書や画像を無断使用してAIに制作させることが物議を醸していて、所謂「フェイク動画」なんかが問題になった事もあるんですからね。それにいくら他の著作物と類似点がないことを確認した、と言ってもAIに学習させた文書が全くのオリジナル、という保証はどこにでもありませんし、上の記事によると昨年11月には日本シナリオ作家協会と日本脚本家連盟がAIによる著作物の無断学習についての法改正を求める声明を出した、というのですから少なくともこういった問題がクリアになるまではこの手のイベントは避けたほうがよかったのではないか、と思いますが。

AIというのは我々が想像していた以上に進歩したようですが、そういったのに法が追い付いていないのが現状なのかもしれませんね。

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