今のうちでよかったのかもしれないけれど

ということでいよいよ明後日からプロ野球が開幕しますが、その3日前となる昨日、こんなとんでもないことが起こったようですね。

「巨人・オドーア、開幕3日前にまさかの退団 契約に「2軍降格なし」条項なくても「受け入れられない」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/70a23d6457780eca9a42cee955940ecb0554a508
「「残念ですね」巨人・阿部監督がオドーア退団に言及も 若手に「大きなチャンス」と前向き」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d537f31bb9ce14827546f494759020ab3877a41

今年、巨人が助っ人として獲得したオドーア選手ですが、ビザの関係で来日が遅れ、春季キャンプの参加は2月16日からの沖縄・那覇での第2次キャンプとなった上、オープン戦でも打率.176と結果が振るわなかったことから阿部慎之助監督をはじめとする球団側がオドーア選手に2軍で調整するように提案したところ、本人がそれを受け入れられないとして退団→帰国となってしまったそうですが。

いや、実はこれまでにも開幕前に退団した選手というのはいなくもないんですよね。例えば昨年12月に独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズの監督として就任しながら「家庭の都合」で2月に辞任したボビー(ロバート)・ローズ氏も1年振りの日本球界復帰となった2003年に千葉ロッテマリーンズに入団しながら成績不振で春季キャンプ中に退団してしまった、ということがあったのですが、それを思い出したファンも多かったのではないか、と思いますが。

今回の件について巨人側は「本調子なるにはまだ時間が足りない」と思って今回の2軍での調整を提案したんだと思いますが、本人としてはメジャーからマイナーに落とされるみたいな感覚だったのでしょうかね? そう考えるとオドーア選手と球団側の考えに相違があったのかもしれませんが、でもまあ開幕が始まってから全く調子が上がらずに1か月くらいで帰国してしまうのだったら今の方がまだいいかもしれないし、残った選手にとっては活躍の場を与えられたようなものですからね。それに球団側だってどうしても必要になったら替わりの助っ人の獲得に乗り出すでしょうからそれほど心配はしなくていいかもしれませんが。

いずれにせよもう開幕まで待ったなしですから、残った選手でペナントを戦っていかなければならないでしょうね。

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