なんでこうも繰り返されるのか

相撲界というのはよくよく考えたら我々一般人から見れば特殊な世界と言える存在なのですが、そんな相撲界で以前から問題となっているのが「暴力事件」なんですよね。中にはかつての「時津風部屋力士暴行死事件」みたいな社会問題となってしまうケースがありますが、元横綱・白鵬の宮城野部屋でこんなことがあったようで。

「北青鵬、日本相撲協会に引退届を提出　後輩力士へ暴力行為　２３日臨時理事会で処分協議」
https://news.yahoo.co.jp/articles/00854fb97867e799e570edbaa7d2d98afb097dad
「宮城野親方が「弟子を守れなかったのは私の責任」と頭下げる　暴行問題で引退の弟子の北青鵬も謝罪」
https://news.yahoo.co.jp/articles/323bc00e31fcbbba968e37dc5d29ce65321c5573

宮城野部屋に所属している北青鵬という力士が弟弟子に暴行を働いたということで本人は引退届を提出し、それが受理され、師匠である宮城野親方も2階級降格、3か月間給与を20％カットという処分が下されましたが、なんかこの北青鵬という力士、調べてみるとかなりとんでもない暴行を働いていたようですね。
まあ、そういった暴行を親方が知っていたのか知らなかったのかわかりませんが、どっちにしろ師匠が止めることができなかったのは問題ですよね。なんでも北青鵬はモンゴル出身で5歳の時に札幌に移住してきた、という話のようですが、宮城野親方も同じモンゴル出身ということでやはりどこか甘かった部分があったのかもしれませんね。

まあ、それにしてもなんでこうも相撲部屋というのは毎年のようにこういった問題が出てくるのでしょうかね？　確かに番付が一つ違えばその待遇が違う、とはよく言われていますが、だからと言って弟弟子に暴行を振るう、というようなことがあってはならないでしょう。
そういった意味では相撲界というのはもっとクリーンにならなければいけない（逆を言えばこういった問題が明るみになる、ということはその部屋はまだクリーンで、実際には数多くのもみ消された問題があるかもしれないが）と思うのですが、ただ相撲界にはまた独特の「伝統」というのもありますからね。

いずれにせよ春場所ももうすぐですし、力士たちには「本業」に力を入れてほしいし、そっちの方で話題になってほしいですね。