果たしてどこまで通用するか

高校通算140本塁打を放ち、卒業後はアメリカの大学に留学することを発表した花巻東の佐々木麟太郎選手ですが、4月からカリフォルニア州にあるスタンフォード大学に進学することになったようですね。

「佐々木麟太郎、米名門に早くも好影響　米専門誌が脚光…高校通算140発の期待値」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42c2c4a889e8c7a36ea5625953b0e94044d6a7b
「米国の名門大進学の佐々木麟太郎　授業料、寮費、食費など全免除　総費用約５０００万円は大学負担と監督が開かす」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd4af1d584619cf38502d8b10ce9c8a7ccaea06

このスタンフォード大学というのはカレッジ・ワールド・シリーズに3年連続で進出しているというスポーツ界でも強豪校で、他にも各界に数多くの著名人を輩出している名門校という話ですから日本で言うならさしずめ早稲田大学とかそういったあたりが近いのかな、という気もしますが、それだけの名門校ですから1年間の授業料や寮費、食費などを合わせると1200万円を超えるそうですし、その総費用はすべて大学側が負担するというのですからそれだけ期待されている証拠なのかもしれませんね（勿論スタンフォード大学に入るだけの学力も必要だが）。

とは言え、あくまでも学生の本分は勉強ですからね。よく日本の大学は「入るのが難しくて卒業するのは簡単」と言われていますが、アメリカの大学は逆に「入るのは簡単で卒業するのは難しい」と言われていますし、大学のスポーツの部活動も勉強で一定の成績を上げないと公式戦に出してもらえない、という話だそうですからね。
なんか聞いた話では佐々木選手は4月入学ということですが、2024年のアメリカの大学野球のシーズンはその頃にはすでに始まっていて、佐々木選手が公式戦に出場するとしても2025年のシーズンから、ということになるようですが、逆に考えると1年間はじっくりと勉強に時間が取れるのではないか、という気もしますが。

勿論佐々木選手は野球をするために渡米をしたわけですから、アメリカでも活躍してほしい、と思っている人もいると思いますし、将来的にはアメリカのMLBのドラフトで指名を受けてメジャーリーグに進むのか、あるいは日本に帰国してNPB球団に入る道を選ぶのかわかりませんが、4年間悔いのない大学生活を送ってほしいですね。