2年もかかるとはねえ。

かなりの人がもう忘れているかもしれませんが(苦笑)、一昨年2月に開催された北京冬季五輪のフィギュアスケート女子でドーピング問題が発覚したカミラ・ワリエワ選手についてスポーツ仲裁裁判所がワリエワ選手の処分を下したそうですが。

「ワリエワ、21年12月から4年間の資格停止 出場した大会の結果は全てはく奪…北京五輪のドーピング問題がついに決着」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8200ce23229bafa5cb06111fde8ffd7f36182f9b
「日本、北京五輪団体銀メダル確定 ROCは3位 ワリエワの成績はく奪も、4位のカナダは1P届かず」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5cbb4a60168bce02ed62739eadb26fcef2eda9d1

今回の処分はワリエワ選手の2021年12月25日から4年間(つまり2025年12月24日まで)の資格停止と、同日以降に出場したすべての競技成績、結果はすべて失格処分、ということでそうなると2022年2月に開催された北京五輪の成績も失格となるため、ワリエワ選手が出場した種目のうち、メダルに絡んだフィギュアスケート団体が「1位ROC(ロシアオリンピック委員会)・2位アメリカ・3位日本」という暫定順位から「1位アメリカ・2位日本・3位ROC(ワリエワ選手が失格したものの、4位のカナダとは1ポイント差があったため)」という順位が最終決定、となったわけなんですよね。
まあ、一応3位だったからメダルは確定したものの、一体いつになったら順位が確定するのか、と当時の日本代表選手はもしかしたらやきもきしていたかもしれませんし、順位が決まってほっとしたかもしれませんが、それでももし仮に何らかの形でメダル授与式をやるとしても、なんかスッキリしないんじゃないか、という気もしますよね(まあ、あの時の北京冬季五輪は他にもいろいろと問題があってもやもやした気分が残ったが、一つだけでも解決したのでよしとするか)。

今年のパリ五輪まであと半年を切りましたが、この手の大会というのはいつだってドーピング問題と言うのが出てくるんですよね。今回の大会はロシアとベラルーシの出場を巡ってもめている部分がありますが(北京冬季五輪閉幕の直後にロシアのウクライナ侵攻が起こったため、結局ロシアとベラルーシはその直後に開催された北京冬季パラリンピックから締め出されたが)、出場するにしろしないにしろ、こういった問題はあってはならないと思いますし、今回のように大会が終わってもなかなか順位が決まらない、と言ったようなことはやはり誰一人としてスッキリしないと思うんですよね。本当にパリ五輪・パラリンピックでは起こってほしくないものです。

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