結局ふたを開ければ

ということで今年最初の大相撲初場所ですが、3場所休んで休場明けの土俵となる横綱照ノ富士が8日目から7連勝し(不戦勝1を含む)、千秋楽の今日も本割で霧島を危なげない相撲で寄り切り、13勝2敗で並んだ琴ノ若との優勝決定戦も寄り切りで勝利し、4場所ぶり9度目の優勝という結果に終わりました。

「照ノ富士、3場所連続休場から復活優勝…決定戦で琴ノ若を寄り切る」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/20240128-OYT1T50107/
「復活優勝の照ノ富士「心だけ折れないように頑張ってきた」「あしたから来場所に向けて頑張る」」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/20240128-OYT1T50112/

まあ、正直言って今場所も2日目で早くも若元春に敗れてしまい、7日目にも正代に2敗目を喫したときにこのままずるずると言ってしまうのか、と思ったファンもいたでしょうが、ただそのあと8日目まで7勝1敗でトップを走っていた朝乃山が9日目に休場してしまい(13日目に復帰)、2敗で優勝の目が出てきてからは横綱本来の調子を取り戻したか(なんせ14日目に豊昇龍の休場で自身初の不戦勝となった時は「不戦敗はいっぱいあるんだから、たまには不戦勝があってもいい」という余裕があったくらいだしね)、そのあとは白星を重ねていったのですからやはり横綱の実力は相当なものだな、という気がしますし、さすがに琴ノ若も横綱相手では分が悪かったのかな(本割と決定戦両方で敗れている)、という気がしますが。
なんか聞いた話では本人も怪我の影響があって本調子ではなさそうですが、次の大阪場所も1横綱として土俵に上がってほしいと思うファンも多いのではないか、と思いますが。

今年は年明けからいろいろと嫌なニュースが続きましたが、今場所は照ノ富士の復活の他、優勝は逃したものの、今場所13勝という成績を上げ「直近3場所で33勝」という記録を残した琴ノ若の大関昇進が確実、新入幕ながら連日国技館やテレビの前のファンを沸かせた石川県出身の大の里の活躍(11勝4敗という成績を収めたため敢闘賞を受賞。ちなみに元横綱・稀勢の里の二所ノ関部屋所属)、と言った明るい話題が多かったですからね。
やはりスポーツというのは日本を元気にする要素があるんだな、と思いつつ、次の大阪場所も今場所のように盛り上がってほしいな、と思っています。

令和六年大相撲力士名鑑 - 「相撲」編集部
令和六年大相撲力士名鑑 - 「相撲」編集部

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