現実はそう簡単ではないんだな

最近よく東北や北海道でクマが出没し、それを猟友会が駆除することに関して賛否両論が巻き起こっているようですが、そんな中、興味深い記事を見つけたので。

「デヴィ夫人「クマを麻酔銃で捕獲し山に帰してあげます」→麻酔銃の「理想と現実」を描いた漫画を読んでほしい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d09b9d119ba462b640d602725cf1cd3c52844abf
(その漫画)「【クマ】麻酔銃の理想と現実【捕獲or射殺】」
https://seiga.nicovideo.jp/watch/mg514420

そりゃ野生のクマを山に帰すのが理想かもしれませんが、実際に人間が襲われる、と言ったような被害が出ているわけだし、結局のところ帰る場所がないからこういった形で駆除せざるを得ない、という現実もあるわけですしね。
それに麻酔銃も誰もが使える、というわけでは無く、獣医など麻酔を打つことができる免許を持ていない人でないと撃つことができない、というのですから、そういった免許を持っていて(要は獣医)かつ麻酔銃を撃つことができる、と言う人がどれくらいいるのか、ということになりますよね。

それに麻酔銃を撃ったからと言ってすぐに効くわけでもなく(要は青酸カリと一緒。あれだって飲んだら即死、というわけではなく、効き目が出るまで時間がかかるそうだし。まあ、これはドラマなんかのイメージがあるのかもしれないが)、射程距離もライフル型で40Mほどしかない、ということのようですから、なんかそういった現実を知ると駆除する方がはるかに簡単なのではないか、という気がしてきますよね(ってことはコナンが使う時計型麻酔銃は、一瞬で眠るからどういう麻酔を使ってるんだ、ということになるな)。

これから冬に向かってクマなどは冬眠の準備をするために食料などをさがすことになるかもしれませんが、年々人里に降りているクマが多くン待っている、ということはそれだけ人間が襲われる可能性も高くなる、ということですからね。こういった現実を知ると「生きたまま捕獲し山に帰す」というのがかなり難しいというのがわかりますし、もし仮に山に帰したとしたらその後どうするのか、そういったところまで考えないと簡単に「動物保護」なんていうことはできないんじゃないか、と思いますが。

この記事へのコメント

2023年11月07日 02:05
麻酔銃に関して思い出したことがあります。映画「ガメラ 大怪獣空中決戦」で鳥類学者を演じた中山忍と警察官を演じた蛍雪次郎との会話で麻酔は筋弛緩剤で量の調整が難しく、少なければ効かないし、多ければ殺してしまう。ということでした。それでギャオスをドームに閉じ込めるという作戦になったというくだりがありました。
2023年11月07日 20:17
私も「ガメラ 大怪獣空中決戦」は見ましたよ。
確かギャオスを捕獲するためにどうすればいいか、と話し合ってた場面ですね。
あとちょっとで成功するかに思われたところでガメラが出現し、結局そのドサクサに紛れてギャオスに逃げられましたが。