いくらなんでもそれは…

「イスラエル閣僚、ガザ地区への核兵器使用「選択肢の一つだ」…ネタニヤフ首相は即座に否定」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231105-OYT1T50099/

内戦が続いているイスラエルでアミハイ・エリヤフ文化遺産担当相がラジオ番組でガザ地区への核兵器使用は「選択肢の一つだ」と発言したことが波紋を広げているようですが、そりゃそうでしょうと言いたいですよね。

核兵器と戦争というと1945年に広島と長崎に原爆が投下されて以降、核兵器は一度たりとも使われていませんが、実はこれまでにも本当に核戦争寸前までいったというキューバ危機とかありましたし、確かトランプ前大統領がISとの戦闘中に「核兵器の使用も辞さない」と言ったことが問題となりましたからね。それにロシアのウクライナ侵攻でロシア側が核兵器を使うのではないか、と恐れられていた時期もありましたしね。
これはもちろん世界中に広島と長崎の被爆者の状況が伝わっているからだと思いますし、一度核兵器を使ってしまっては歯止めが利かなくなってしまう、という部分があるからなのではないか、という気がするんですよね。
実際第二次世界大戦以降、朝鮮戦争とかベトナム戦争とか湾岸戦争なんてのもありましたが、それらの戦争でだって核兵器は使われたことはありませんでしたが、一歩間違えたら核兵器が使われる状況であったことは間違いがありませんでしたが。

ましてやこんな時に核兵器なんぞ使ったら冗談じゃなくそれは世界全面核戦争の引き金を引いてしまうことに他ならないし、聞いた話では核兵器を保有している、と公的に宣言してる国の保有する核兵器すべてを使ったら全世界の人類を10回は全滅させるくらいの威力はあるという話ですからね。そんな兵器を使わせたらいけないでしょうが。
流石にイスラエルの首相は即座にこの発言を否定した、という話ですが、このような発言をしたら日本では間違いなく大炎上する話であることは間違いがないでしょうね。

まあ、正直言ってイスラエルとハマスの戦闘もいつまで続くかわからないし、ロシアとウクライナと同様に落としどころがいまだに見当たらないような気もしますが、いずれにせよこの手の戦争が早く終わってほしいと思いますし、核兵器が必要のない世界を作るにはどうすればいいか、我々はもっと考えなければいけないのかもしれませんね。

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