いくらなんでも多すぎでは?

誰でも学校に行けば教科書が配布されるものですし、その教科書の内容を巡っていろいろと議論がありますが、だからと言って誰の目にも明らかな間違いを、しかも1200か所もそのままにしておくのはどうか、という気もしますが。

「【独自】東京書籍の高校地図教科書に訂正1200か所、文科省検定には合格…異例の再配布」
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230217-OYT1T50243/
「ドレーク海峡のはずがマゼラン海峡…「お墨付き」地図に大量の訂正、学校現場「まさか」」
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230217-OYT1T50254/

教科書会社としては大手である東京書籍(ちなみに昔ゲームソフトも発売していたことがあったんだよね、この会社)が発行した高校の地図教科書に1200か所も訂正があって、会社側が異例の再配布をすることになった、ということのようですが。
しかもこの教科書というのが教科書検定を通った、というのですからねえ。教科書検定に関してはちょっと詳しくはわかりませんが、これが10か所とか20か所の訂正、というのなら(あってはならないことだが)まだチェックミス、ということになると思いますが、1200か所となると一体どういうチェックをしているのか、という気もしてきますよね。
しかもこれから(つまり令和5年度の教材として)配布される教科書ではなくて昨年の4月に配布された教科書というのですから、一体1年近くも何をやっていたんだ、という気もしてきますが。
いや、確かにこの3年間、新型コロナの影響で在宅やリモートワークが多くなって満足にコミュニケーションが取れなくなっていた、という事情はあるでしょうが、それでもそんな最初から最後までリモートワークで作った、ということでもないと思いますし、検定が行われる前に会社内で最終チェックをやることだってあるでしょうから、教科書として世に出るまで1200か所も誤りに気付かない、ということもないのではないか、と思いますが。
そうなるともう東京書籍のような大手となると検定そのものもあまりしっかりとやっていないのではないか、という気もするのですが。

今回の問題に関しては東京書籍ももちろんですが、教科書検定の委員や文部科学省もこういったことが今後起こらないようにもう一度チェック体制をしっかりと確認してほしいと思いますが。

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