今後もこういった傾向は続くだろうけれど

所謂「TVゲーム」の歴史というのは意外と古く、アメリカで1972年に「オデッセイ」という家庭用ゲーム機が出ているのでもう半世紀以上の歴史を持っているのですが(ちなみに日本初のTVゲーム機は1975年にエポック社が発売した「テレビテニス」でお値段当時の価格でなんと19500円。当時の大卒初任給が約9万円だったということなので計算してみると今だと5万円位。PS5のデジタルエディション(ディスクドライブなし)が買える価格ですがな)、そんな中でレトロゲームと言ったらファミコン全盛期の80年代半ばか、もう少し時代が下ってせいぜい90年代半ばのスーファミあたりまでではないか、と管理人は思うのですが、最近はPS2辺りまでが「レトロゲーム」と称されることもあるようですね。まあ最近は「平成レトロ」なんて言い方もされていますから、そんな時代なのかな、という気もしますが、いずれにせよ何度目かのレトロブームの現在、レトロゲームにも注目が集まっているようですが。

「「レトロゲーム」の価格高騰、若者・外国人から人気で数万円以上に…投資目的の買い占めも」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230207-OYT1T50146/

今のゲームソフトというと昔と比べれば画面も音もきれいになっていますが、それじゃ昔のゲームがつまらないか、と言われればそうでもなく、例えばファミコンで出た「スーパーマリオブラザーズ」の1作目なんか今でも十分に遊べるゲームですからね。そういった意味では昔のゲームに興味を持つのはいいことかもしれませんが、とはいえ、スーパーマリオのようなメジャータイトルはとにかく、「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」に収録されていないゲームを遊ぶとなったらソフト本体を探すしかないわけですからね。
それに今のソフトは(まあ、光学ディスクやカードソフトが主流になっているからだろうけれど)プラスチックのケースに入っていますけれど、昔は紙のケースに入っていて破れやすかったりしますし、ゲームソフトの貸し借りなんて当たり前でしたから名前が書いてあったりしていましたからね。そういった意味では箱やソフト自体がきれいになっていればそれだけで付加価値が付きますし、限定版のソフトなんて言ったらそれこそ何十万円とか何百万円の世界ですからね。そう考えると遊ぶより投機目的で買う、という人がいるのもわからなくはないですが、ただやっぱりゲームは遊んでナンボだと管理人は思いますからね。
そういった意味では価格高騰を防ぐとなったらそれこそ今のハードでも遊べるように工夫が必要なのかもしれませんが、ただ権利関係などもあって遊ぶことのできないソフトもあるのも事実ですからね。それはそれで寂しい気もしますが、そうなるとあと30年もしたらSwitchのソフトもレトロゲーム扱いされるのか、という気もしてきますね。

この記事へのコメント