なんでこうなっちゃうんだろうね?

出版業界において(本来はあってはならないことだが)誤植というのは時々あるもので、大抵はその書籍の重版の際などに訂正されるものですが、これはある意味発売前でよかったのかも、ということで。

「「ディスコード」→「ヅァシヶョデ」などすごい誤植だらけで1月発売の書籍が発売延期に 著者「確認段階では問題なかった」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/184ec55fa6cf2219ef3c0b0fca7665d66af9e816

来年の1月10日に発売予定だった書籍が誤植だらけで発売を2週間延期し、1月24日に発売することになったそうですが、管理人もこの記事やその書籍を出すことになった出版社(どうやらビジネス書なんかを多く出している会社のようだが)のHPを見てみたのですが、いや、まあ普通では考えられないような誤植が多いですよね。」相好(そうごう)」が「相好(そうこう)」に間違っているのはまだなんとなくわかるのですが、どこをどう間違ったら「Discord(ディスコード)」が「Discord(ヅァシヶョデ)」となるのか、という気がしますが。

いや、この手の誤植で昔よく話題になったのがアーケードゲームの専門誌だった「ゲーメスト」(その後出版社が倒産し、元編集者が移籍して発売されていたのが2015年まで発刊されていた「アルカディア」)という雑誌で「ハンドルを右に」が「インド人を右に」になっていた、なんて誤植をよくしていた、ということですが、あれはその原稿を描いていたライターの字があまりにも読みづらかった、という事情があったらしいのですが、今は原稿だって(取材時は手書きかもしれないが)、あとでWORDなんかを使うと思いますし、いくら字が読みづらかったとしても「ディコード」は「ヅァシヶョデ」とはならんでしょう。
なんか記事によるとPDFファイル化された原稿を開いた際に起こる現象なのではないか、と推測されていますが、それだけでは説明できない誤植もあった、という話ですし、それこそ著者と編集者が使っていたパソコンのOSが違っていたとか、何らかの形でデータがおかしくなった、としか考えようがありませんが。

まあ、最初にも書きましたが書籍発売前でよかったのかもしれませんし、最近は文書製作はPCを使っている人も多いと思いますが(かくいう管理人だって使っているしね)、所謂誤変換などはまだSNS上などでは許されると思いますが、公式文書などでは許されませんから、チェック体制をしっかりしなければいけないでしょうね。

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