果たしてどういう作品になるんだか

先日、平成ゴジラシリーズなどを手掛けた大森一樹監督が亡くなられましたが、1960年代、ゴジラとともに制作されていた怪獣映画と言えば大映（現在の角川映画）の「ガメラ」シリーズだと思いますが、そのガメラが来年、Netflixでの配信という形で復活することになったそうですね。

「大怪獣ガメラ復活、そして世界へ　新作『GAMERA Rebirth』製作決定　Netflixで配信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/3246bc83a154f0dad9fe028388c4a58e42ba4c6b
「＜ガメラ＞新作「GAMERA -Rebirth-」制作　Netflixで世界配信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e214f087b197e87abb1306796ce61fa1898a7c6

そもそも「ガメラ」シリーズは1965年に第1作が製作されてから（当時の永田雅一社長が「カメを飛ばせ」とかなんとか言ったのがきっかけで制作されたらしいが）、1980年までに8作、1995年～99年のファンの間でも評価が高い金子修介監督（ちなみに金子監督は2001年に「ゴジラ　モスラ　キングギドラ　大怪獣総攻撃」の監督もしている、日本で唯一のゴジラとガメラ両方の本編監督をやった人物）の所謂「平成ガメラ」が3作、2006年の「小さき勇者たち」の合わせて12作が制作されたのですが、ただ「小さき勇者たち」の興行収入が芳しくなかったこともあってか（製作費12億に対して興収4.5億とかいう話だったし）、2015年には「生誕50周年」の新作映像が作られたものの、結局劇場映画の新作が制作されなかったんですよね。

で、まあ今回の復活となったわけですが、Netflixでの配信、というのがちょっと気になりますが（まあ、「日本沈没2020」みたいに後でBDやDVDソフト化されるかもしれないが）、「Rebirth」とついているから全くの新しい新作になるとは思うのですが、それが1話完結なのかあるいは何若のシリーズになるのか、といったところもわからないし、ストーリーもどういったものになるのかも全然わかりませんからね（もっとも一つだけガメラがゴジラと違うのは、ガメラは昭和は「子供の味方」、平成は「地球の守護神」といったように善玉怪獣ということだが）。そもそも実写映画なのか「ゴジラS.P」みたいなアニメでやるのかもわかりませんし（笑）。

まあいずれにせよこれからストーリーとかも発表されると思いますし、来年はゴジラとガメラが（1999年以来24年ぶりの）揃い踏みになる、という特撮映画ファン、怪獣映画ファンにとってはたまらない年になりそうですね。


平成ガメラ4Kデジタル復元版 Blu-ray BOX - 伊原剛志, 小野寺昭, 永島敏行, 水野美紀, 前田愛, 藤谷文子, 富岡涼, 夏帆, 金子修介, 田崎竜太