何年前から作ってたんですか

2004年の移転以来本拠地としていた札幌ドームから北広島市の来年開場予定の新球場「エスコンフィールド北海道」に本拠地を移すことになった日本ハムですが、その新球場が95%完成した時点でこんな問題が発生したようですね。

「日ハム新球場、野球規則を満たさず…本塁からバックネット側フェンスまでの距離不足」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20221108-OYT1T50172/
「物議を醸す日本ハム新球場「ファウルゾーンの広さ」問題。事の発端は野球規則の“解釈”にあった?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/91f72e956ea44dbeae9df1459f3a7d40ec725646

なんでも公認野球規則だと本塁からバックネットまで60フィート(約18メートル)なければいけない所が約15メートルしかなかった、というのが問題となっているようですが(ちなみにマウンドから本塁までが18.44メートルだから大体同じ長さが必要ということか)、それにしてもなんでまたここまで来てこの問題に関して気が付かなかったのか、という気もしてきますが。

いや、エスコンフィールドは日本初となる開閉式屋根付きの天然芝球場(アメリカではミラーパークやT・モバイルパークがあるが。ちなみにチェイス・フィールドやローンデポ・パーク、グローブライフ・フィールドといった開閉式屋根付きの球場は人工芝にしている)とか、左右非対称の外野フェンスとか、球場内にプールやホテルといったメジャーリーグの球場を意識したつくりになっているのが特徴ですが、今回エスコンフィールドを作った会社というのがMLBの球場も作ったことのある会社だそうですね。それでMLBの球場とほぼ設計をしたのではないか、と思いますが、でも日本で作るものですから、アメリカのルールをそのまま適用するわけにもいかないでしょうからね。そういった意味では準備不足だった、と言えるかもしれませんが、そもそも2020年の4月から建設が始まっているのですから、そういった野球規則を調べる時間なんていくらでもあったのではないか、と思いますが。

まあ、ここまで来てしまったら今更改修、なんてのも大変だと思いますし、MLBは本塁からバックネットまで15メートル程度しかない球場も結構あると言いう話ですからね。現実的な方法としては特例という形で使用を認めるか、開場を1年延ばして(当然その間は札幌ドームを使用)改修するか、のどちらかが現実的な方法だと思いますが、

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