まさかの5年ぶりの復帰

日本シリーズも終わり、戦力外通告期間も終わったことでプロ野球もそろそろストーブリーグに入ろうか、という頃ですが、来期を見据えた各球団の戦力補強としてトレードも始まり、先日は阪神と日本ハムの2対2のトレードが成立し、今日は西武と日本ハムの間で1対1のトレードが成立しましたが、おそらくプロ野球ファンがそれらより驚いたであろうニュースとして、広島の長野久義選手が無償トレードという形で5年ぶりに巨人に復帰することが決まったそうですが。

「【巨人】広島・長野久義のトレード移籍合意を発表 週明けにも正式手続きへ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/817ee9bffb2873e3a51ba6b590a13e9696eef114
「【広島】長野久義が涙、涙で鯉党に感謝「来年はカープとジャイアンツで優勝争いを」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a652a72b049c5709d208e8e691e4221275a385

丸佳浩選手がFAで広島から巨人に移籍したのに伴い、人的補償という形で2019年に広島に移籍しましたが、もともと長野選手は2回ドラフト指名を蹴ってまで巨人に入団した選手でしたからね。おそらく人的補償で移籍が決まった時にはいろいろと葛藤もあったかもしれませんが、それをこらえて広島に移籍し、広島でも中心選手として活躍していたことでファンからも愛される選手となったし、おそらくは広島の4年間というのは貴重な経験だった、と長野選手本人も思っているかもしれませんよね。

そんな長野選手も来年で38歳ということであとどれくらい現役を続けられることがわからないから現役最後は古巣で、ということで今回広島側からトレードの打診があった、という話のようですが、よくよく考えてみれば新井貴浩新監督(弟の良太氏も2軍打撃コーチになったのでフルネーム)も38歳で阪神から広島に復帰していますからね。ある意味この時期が適当と判断したのかもしれませんね。

まあ考えてみれば福留選手も中日→メジャー→阪神と移籍して結局最後は中日に復帰して引退していますし、最初に描いた西武・日ハム間のトレードも結局日本ハムから西武に復帰するようなトレードですからね。
果たして長野選手が広島で得た4年間の経験というのがどれだけ来年の巨人に影響を与えるのかまだわかりませんが、長野選手の言うように「巨人と広島で優勝争いができる」ような展開を期待したいですね。

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