いきなりこんなことになるなんて。

山陽新幹線が博多まで開通した1975年に高倉健主演の「新幹線大爆破」という映画があって、あの映画は東京駅を発車するとスイッチが入り、時速80kmを下回ると爆発する、という爆弾を新幹線「ひかり」に仕掛けたという脅迫電話が入って、果たして当時の国鉄は爆破を止めることができるのか、という内容の映画でしたが（管理人も1度だけしか見たことがないので細かいところは忘れたが）、まあ正直言ってあの映画は今の目から見るとかなりツッコミどころの多い映画で（どうやって誰の目にも触れず車両基地に侵入して爆弾を仕掛けることができるのか、とか200kmを超える速度で新幹線が走ってるのに車内ならとにかく、車体の下に爆弾を仕掛けて何ともないのか、とかね）、それはそうとこういった映画とか小説の中でしかありそうもないことが先日開通したばかりの西九州新幹線で発生したようで。

「西九州新幹線に爆破予告　全線で一時運転見合わせ、現場騒然　現在は再開」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0c3ab283053e7bbc4baca37474dcdbef974dd62
「西九州新幹線が運転再開、爆破予告で一時見合わせ」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220928-OYT1T50167/

もともとは博多ー長崎間を結ぶ路線として計画されたものの、地元の反対もあって佐賀県内でのルートが決まらず結局武雄温泉―長崎という70km足らずの路線で開業した、ということですが（まあ、仮に明日佐賀県と合意して工事に入ったとしても全面開通はかなり先になりそうだが。そもそもなんでここまで話がこじれちゃったんだろうね）、それはそうと、こういったことが起こるというのはどういうことなのでしょうか？
いや、正直言って管理人はこういったのは愉快犯の仕業だと思うのですが、いずれにせよ新幹線が一時的とはいえ停まったのは事実だし、こういった事件が凝った際の被害額というのは相当なものではないか、という気がするのですが（よく在来線で投身自殺が起こった場合に請求させる損害賠償額というのは相当なものだというし、ましてや新幹線だとそれ以上の額を取られると思うが）。
今のところ捜査の進展具合がちょっとわかりませんが、ただメールを使って送られた、ということはたとえフリーメールと言えどもIPアドレスなどを調べればどこから送られてきたか、というのはわかると思うんですよね（ましてやこういった事件の場合は情報開示が認められるはずだし）。

ですので何とか警察としても犯人の検挙を目指してほしいですし、今後こう言ったことのないようにしっかりとした安全対策を取ってほしいと思います。


新幹線大爆破 [Blu-ray] - 高倉健, 千葉真一, 山本圭, 織田あきら, 竜雷太, 田中邦衛, 佐藤純彌