本当に上位陣は。

ということで本日大相撲秋場所の千秋楽が行われ、東前頭3枚目の玉鷲が1敗で追っていた西前頭4枚目の高安を破り、2019年初場所以来の優勝をし、37歳10か月という昭和以降の最年長優勝記録を更新したそうですね。

「玉鷲が2度目の優勝、最年長記録を更新…1差の高安を千秋楽で破る」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/20220925-OYT1T50141/
「高安「玉鷲関が強かった。完敗」 玉鷲に敗れ悲願の初優勝ならず 「何度でも挑戦します」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e278897559396874e3f72631dc8c94b416e3431e

まあ、高安もこれで勝てば優勝決定戦という一番に敗れてしまい、優勝次点はこれで6度目となったそうですが、考えてみれば同じ茨城県出身で元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方もあと一歩というところでなかなか優勝ができず、結局現役時代に優勝できたのはわずか2回ですからね。本人もそう焦ることなく稽古を積んで優勝を狙ってほしいし、そうすれば大関返り咲きもあるのではないか、と思いますが。

まあそれにしても今場所は2場所連続の平幕優勝ということが示すように本当に上位陣が総崩れとなってしまいましたよね。
横綱照ノ富士は10日目から休場してしまいましたし、大関の正代は2日目からの9連敗が響いたか4勝11敗で次の九州場所はまたカド番だし(ってかここのところの成績を見るとカド番を脱出した次の場所でまた負け越してカド番、というのを繰り返している気が)、御嶽海もこれまた4勝11敗と負け越しで大関陥落ですからねえ。貴景勝こそ10勝5敗と勝ち越しましたが、大関がこんな成績で優勝争いにも絡めない、というのはいくらなんでも駄目でしょうが。それ以下の3役もパッとしない成績ですから、これでは九州場所も期待できませんよね。

まあこれは気を使っていうならばそれほど実力的に上位陣と平幕との間にそれほど力の差がない、という証明になるのかもしれませんが、だからと言ってこうも平幕優勝ばかりが続くとなると一体上位陣は何をしているんだ、と誰だって思うのが当然なのではないか、と思うんですよね。
やはりファンとしては上位陣が優勝争いをする中に平幕の力士が割って入る、という展開を見てみたいと思いますし、やはり上位陣はそう言った平幕に対する壁のような存在であってほしいと思ってるのではないか、と思うのですが。
まあいずれにせよ、九州場所での上位陣の奮起に期待したいですね。

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