いつかは行くとは思っていたが

ということで本日第104回全国高等学校野球選手権大会の決勝が行われ、宮城県代表の仙台育英が山口県代表の下関国際を8対1で破り、春夏通じて初の東北勢の優勝を成し遂げました。

「甲子園で仙台育英、下関国際を下し初V…悲願だった優勝旗の「白河の関越え」果たす」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/koshien/summer/20220822-OYT1T50110/
「「100年開かなかった扉開いた・コロナ禍で努力のたまもの、全国の高校生に拍手を」…仙台育英・須江監督」
https://www.yomiuri.co.jp/sports/koshien/summer/20220822-OYT1T50124/

ちなみにこの仙台育英と3回戦で対戦したのが茨城代表の明秀日立でして。結局5対4で敗れはしたものの、一時はリードしていたのですからこう考えると健闘したほうなのかな、という気はしますが、それはそうとこれまで東北勢は記念すべき第1回大会の決勝である京都二中対秋田中に始まってこれまで9回決勝に進出したものの、いずれも準優勝に終わり、当の仙台育英も1989年と2015年の2回決勝に進出しているんですよね。今回3度目の正直となったわけですが、ただ管理人が思うに21世紀に入って2004年に駒大苫小牧が北海道勢初の優勝、翌年の2連覇を成し遂げたあたりから結構北海道勢や東北勢が決勝に進出することが多くなってきていましたからね(一番最近だと2018年・第100回大会の秋田の金足農業)。個人的には近い将来東北勢の優勝があるかな、と思っていたのですが、それが今日だったということになるでしょうね。
ましてや東北勢としては先に北海道の高校に優勝されていますから、何とか深紅の大優勝旗の白河の関越えを、と思っていたでしょうから、宮城県は勿論ですが、東北としてもようやく悲願が達成されたことにほっとしているのではないか、という気がしますが。

まあ2020年は大会そのものが中止となってしまったことからもわかる通り、ここ3年は仙台育英に限らずどこの高校もなかなか野球部としてまとまった練習はできなかったかもしれませんが、その中でも優勝を目指して(確か須江監督もそんなこと言っていたような気がしたが)努力を続けた結果なのかもしれませんね。
ということで3大会ぶりに「(開始時間が遅れたことはあったが)雨天による試合の中止・順延がなく予定通り終わった」大会でしたが、それこそすでに新チームがスタートしている高校もあるでしょうからね。これから秋の地区大会や神宮大会を控えていますが、果たして来年の春のセンバツにはどういった結果が待っているでしょうか?

第104回全国高校野球選手権大会総決算号 2022年 9/15 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊
第104回全国高校野球選手権大会総決算号 2022年 9/15 号 [雑誌]: 週刊ベースボール 増刊

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