果たしてうまくいくのだろうか?

人類が史上初めて月に降り立って53年。最後の月面有人探査から50年と言う月日が流れましたが(アポロ計画は当初20号まで行う予定だったのだが、予算の関係などから結局17号で打ち切られた)、その間にも何度も月面の探査は続けられていて、アメリカが再び人類を月に送り有人探査を行う、と発表してだいぶ経ちましたが、その第1弾とでもいう計画が動き出したようですね。

「有人月面着陸の候補地発表 NASA、25年目標」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4371237206cecb3bdece7951f1caff61b5cc3a4
「NASA、「アポロ計画」から半世紀ぶりの有人月面着陸への一歩」
https://www.yomiuri.co.jp/science/20220820-OYT1T50120/

今回の計画は無人の宇宙船を打ち上げたのち、月軌道を複数回周回したのちに地球に戻ってくる(現地時間8月29日に打ち上げで10月10日に期間ということは約5週間行う、ということか)、といういわば宇宙船の性能や安全性をテストする計画のようですが、これが成功しないと有人の月面着陸はできませんからね。何とか成功してほしいとは思いますが。
まあ、50年前に行われたアポロ計画といううのは今と比べるといろいろと苦労もあったと思いますし(なんか当時の宇宙船に搭載されたコンピューターはファミコン以下の性能だった(それでも69年当時は最新鋭だったんだろうだ)、という話だし)、今だったらおそらくかなり高性能の宇宙船を作ることができると思いますが(アポロ計画のころは月まで3日かかったという話を聞くが、今はどのくらいで行けるのだろうか?)、過去2回起こしたスペースシャトルの爆発事故を見てもわかる通り、やはりこういった計画というのは(たとえ無人の宇宙船であったとしても)地球に帰ってきて初めて成功と言えるのではないか、と思いますからね。
なんでもNASAは2025年以降の有人着陸を目指す、という話のようですが、先日のブログに書いた超音速旅客機と同様あと3年で本当にできるのかいな、という気もしますし(3年というのは長いようで結構短い気がするんだよね。やはり管理人もそれだけ歳を取った証拠なのかしら(苦笑))、結果を出すのを焦るあまり事故を起こして数年間計画を延期する、なんてなったらシャレにもなりませんからね。

ですからNASAには少しくらい時間がかかってもいいから確実に結果を出してほしいと思いますし、やはり半世紀ぶりに人類が月に降り立つ場面を見たい、という人も多いのではないか、と思いますが。

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