いつか来るとは思っていたけれど

かつての新型インフルエンザにしろ、あるいは今の新型コロナにしろいくら水際対策を実施したとしても結局は日本に上陸してしまいましたし、個人的にはそれこそ日本を鎖国でもしない限り、こういったものは来るのではないか、と思っていますが、ここ最近世界中で感染者が増えている「サル痘」に関して日本国内でも初の感染者が出たようですね。

「「サル痘」国内初感染の30代男性、6月下旬に欧州に渡航…発熱・頭痛・発疹」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220725-OYT1T50191/
「サル痘に冷静な対応呼びかけ、厚労省「手指の衛生で対策」…欧米の患者はほとんど男性」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220726-OYT1T50062/

ちなみにこのサル痘によく似ていると言われている天然痘は1970年代に根絶しているのですが、ただ例えば生物兵器として悪用されたりする場合に備えて天然痘のウイルスとワクチンは備えてあるというし、ワクチンは今も作られているという話のようですね。今回のサル痘に関しては天然痘のワクチンが有効という話ですからそれに関しては一安心と言ってもいいかもしれませんが、ある一定の年代以上の人は覚えているかもしれませんが、まだ天然痘を根絶する前には免疫を作るために種痘というのをやっていたんですよね。それをやった人であればサル痘に対して免疫ができている、あるいは感染したとしても軽症で済む、とか言われているようですが(実際はどうだかわからないが)、今は種痘をやっていないようですからそういった人たちが感染する可能性はあるようですが。

いや、新型コロナと違って飛沫感染ということは少なく、濃厚接触で広がるという話のようですからね。感染者も男性がほとんど(女性もゼロというわけではない)ということで(思いっきり気を使った表現を使うが)今回の感染者もどうやらそちらのほうの人だったという話だし、そういったことをしなければ感染するリスクは少ないのかもしれませんが。

まあ、厚生労働省は「手指消毒の徹底やマスク着用」とほとんど新型コロナと変わらないような感染対策を呼び掛けているし、まだ新型コロナが予断を許さない状況の今、こういった感染対策を続けている人も多いと思いますから、これからも感染対策を実施して新型コロナにせよサル痘にせよ感染拡大を防ぐべきでしょうね。

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