今度は十分に気を付けないと

今から約3年前の2019年9月に不適切な演出(要はやらせ)が発覚して放送が打ち切りになったTBSの「クレイジージャーニー」という番組がありましたが、昨年5月の2時間特番を経て、今年の10月にレギュラー番組として復活することが決定したそうですね。

「松本人志「クレイジージャーニー」復活報告「やらせでいきます。あ。やらせていただきます」」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c43b277754cd52b527486d5dfacca23594b3466b
「TBS系「クレイジージャーニー」が10月からレギュラー放送で復活 2019年以来3年ぶり」
https://news.yahoo.co.jp/articles/28fd662acb7d47aea832535191a0738e26d4e403

いや、過去にもこういったやらせ行為が発覚して打ち切りに追い込まれた番組というのは(TBSに限らず)数多くありますが、視聴者からの放送再開を希望する声が数多く寄せられた、ということで復活する例というのはあまりないのではないか、という気がしますが。というか普通に考えたらこういった不祥事を起こして一度終了した番組を再開するとなると視聴者は最初から疑った目で見るだろうし、制作者側だってそんなリスクを冒してまで番組を制作することはできないと思うんですよね。そういった意味では今回のレギュラー復活というのはかなり異例なのではないか、という気がしますが。

まあ、とはいえ番組を復活させるとなると、やはり3年前のことを覚えている人も多いと思いますし、今度やらせをやったら番組はもう二度と制作できないでしょうし、TBS局内でもディレクターどころか下手したら社長の首が飛んでもおかしくないくらいのことになりかねませんからね。ですからTBSは万全の注意を払って番組を制作することになると思いますし、場合によってはTBS局内でチェックする機関を作るくらいのことをしてもいいのではないか(もちろんチェックするのは第三者、ということになるが)、という気もしてきますが。

これから春ドラマが最終回を迎えて夏ドラマが始まろうとしている頃ですから、ちょっと先の話にはなりますがおそらく今年の秋の改編期の目玉番組になることは間違いないとは思いますが、上にも書いた通り「前科」があるわけですし、スタッフは今度こそ問題が起こらないように心して制作にあたってほしいと思いますね。司会の松ちゃん(松本人志)のツイッターで「10月から新たな気持ちでやらせでいきます。あ。やらせていただきます」という言葉が笑える話であるように。

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