かといってコストに合わない気も

先日知床沖で事故に遭って沈没した観光船「KAZU I」が引き揚げられて事故原因の調査が今現在行われている最中ですが、あれも引き揚げ費用に数億というお金がかかっている、と言われていますよね。しかも一度引き揚げて曳航中に落としてしまい、もう一度引き揚げて網走港に持っていきましたからその分余計に費用が掛かったのではないか、と思いますが、とにかく今回は海底から何か引き揚げるとなると金がかかるというお話。

「深海750メートルにプラごみ 分解せず堆積、海底を汚染」
https://news.yahoo.co.jp/articles/96d79f1bd6de4bb0d8487526eb8a40a0521867db

自然環境保護のためにプラスチックを減らそうということでレジ袋が有料となりまいバッグを持ち歩くようになってかなり経ちますし(管理人も3~4個持っている)、コンビニやマクドナルドのストローなども紙製に替えられているという話を聞きますが、それでもやはりプラスチックごみというのはなかなか減らないようで、相模湾の海底750Mに多くのプラスチックごみが堆積しているのが発見されたとか。

いや、プラスチックごみというのは分解されませんからいつ頃のごみなのかといったことはわかりませんが(しかも海底にあるから引き上げて調べるのだけでも時間や金がかかるだろうし)、少なくとも短い期間にたまったのでなく、それこそ何十年も前からのごみ、というのもあるのではないか、と管理人は思いますし、なんでこんなにたまってしまったのか、というのにもいろいろと原因があると思いますが、それにしてもこんなにたまるとはねえ。
よくプラスチックごみというと河川や海岸に浮かんでいるのが問題となっていますが、海底にも同じような問題が起こっている、というのだけは間違いがないでしょうね。
とはいえ、だからと言ってどうするのか、というのも問題になるわけで。まさか海底に沈んだごみを引き揚げる、なんていうのはできっこないと思いますし、もし仮に理論上できたとしても、一体費用がどれくらいかかるのか、ということになると思いますし、それに一度ごみをきれいにしたからと言ってまた汚染されない、ということはありませんしね。

こうなるとこれ以上海洋汚染が進まないように我々一人一人でごみの分別に注意したりするしかないのかもしれませんね。

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