何でここまで来て。

という事で(競技そのものは2日前から始まっているが)、今夜北京冬季五輪の開会式が行われ、17日間の熱戦の火ぶたが切って落とされます。(1年延期したこともあってか)去年7月の東京五輪から半年という開催ですから何か随分とあっという間だな、という気もしますが、東京のときと同様に北京も新型コロナの感染にかなり神経質になっているようで、東京よりも厳しいバブル方式(会場を一つの泡とみなし、選手関係者はその中でしか行動できない)をとっているようですがそれでも感染者は出ているそうだし、先日も女子ジャンプで高梨沙羅選手の最大のライバルとでもいうべきマリタ・クラマー選手が新型コロナに感染したという事で欠場することになりましたが(これだけやってても当の会場内では感染者が出ているらしいが)、もう一つ選手にとって怖いのは練習中の負傷等で本番を棄権する、という事になると思いますが、女子スノーボードの日本代表の芳家里菜選手が練習中に負傷して欠場することになったようですね。

「スノボ芳家が棄権、練習中に転倒し脊椎損傷 北京冬季五輪」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce4e3ec7e56736849c2965c355586e45bc9074e0
「スノーボード芳家里菜が欠場 公式練習で脊椎損傷」
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6cdfb8e16dfd9f83a07052f3b695fa28a025bde

いや折角代表に選ばれて北京まで来たというのに公式練習で負傷して欠場となってしまい、次は4年後(イタリアのミラノとコルティーナ・ダンペッツオでの共催)、となってしまったことは本人にとっても相当無念なのではないか、と思いますが、そもそも記事によると今回の会場である張家口というところは年間の降雪量が少なくて、競技が行われる雲頂スノーパークをはじめとするほとんどの会場で人工雪を撒いて行われるそうですね。4年前、つまり2018年の平昌(韓国)の時もそうでしたけどなんで降雪量の少ない地域でわざわざ人工雪を撒いてまで競技をする必要があるのか、という気がするのですが。確かに地球温暖化で競技ができるコンディションが整う会場、なんて数えるほどしかないかもしれませんが(因みに2030年大会招致を計画していて、一説には最有力と言われている札幌市は天然雪でできるらしいが)、それにして限度ってものがあるだろう、という気がするのですが。

平昌の時も結構競技中に転倒してしまう選手が出た、と記憶していますが、今回の大会もそういった負傷者が出ないように祈るとともに芳家選手の分まで日本代表には活躍してほしいと思います。

お家でとことん楽しむ! 北京五輪ぜんぶ (TJMOOK)
お家でとことん楽しむ! 北京五輪ぜんぶ (TJMOOK)

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